「90分間」は、現代の学生には長すぎる?
「最近の学生は集中力が続かない」「授業中にすぐスマホをいじる」そんな教務室でのぼやきを聞いたことはないでしょうか。
Z世代(や一部のアルファ世代)と呼ばれる現在の学生たちは、YouTubeのショート動画やTikTok、Instagramのストーリーズなど、「数十秒〜数分で結論が出るコンテンツ」を浴びるように育ってきました。
彼らにとって、情報が整理されないままダラダラと続く90分の対面講義は、苦痛以外の何物でもない可能性があります。
マイクロラーニング(Microlearning)とは?
マイクロラーニングとは、学習コンテンツを「1回あたり3〜5分程度」の極めて短い単位(マイクロサイズ)に分割して提供する教育手法のことです。
「脳神経から筋肉への伝達」「ROM測定時の代償動作」など、特定の1テーマ(1つの結論)だけを短時間で学び切ることで、圧倒的に高い集中力と定着率を維持することができます。
理学療法士・作業療法士養成への応用方法
1. 講義の「オンデマンド動画化」は5分で切る
座学の授業を録画して学生に配布する(あるいは反転授業に用いる)際、90分通しの動画ファイルをポンと渡しても、学生は1.5倍速で流し見するだけです。
「第1章:心臓の構造(4分)」「第2章:血液の循環(5分)」といったように、細かくチャプターを切り分けて配信します。これにより学生は「通学中の電車の中」などのスキマ時間に学習を進めることができます。
2. 1テーマにつき「1問」の即時確認テスト
短い動画を見終わった直後に、Googleフォームや国試対策アプリで「たった1問〜3問」だけの確認テストを受けさせます。
インプット直後にアウトプットさせることで「わかったつもり」を防ぎ、知識を短期記憶から長期記憶へと移行させます。
3. 実技の手本動画を「いつでも見られる」状態にする
「MMTの検査手順」や「移乗の介助方法」など、実技の手本動画を数十秒のクリップに分け、学校のGoogleドライブなどにストックしておきます。
学生は実技試験の直前や、実習先での休憩時間にスマホでサッと手順を確認することができます。
まとめ
教育の質は「教員がどれだけ長く喋ったか」ではなく、「学生の頭にどれだけ定着したか」で決まります。スマホ時代の学生の認知特性に合わせ、コンテンツを細分化するマイクロラーニングを取り入れてみませんか。
Logic Pulleyの国試対策システム「LP Apex」も、スマホでのスキマ時間学習に最適化されたUIで設計されています。システム詳細についてはプロダクトページをご覧ください。
【参考・引用元】
- 文部科学省:新しい時代の学びを実現する学校のICT環境整備
